選択肢が増える

買い物が大好きな人がいます。
その人はどこに楽しさを見出しているのでしょうか。
もちろん、自分が大好きな商品を買うこと自体を楽しんでいる人も多いことでしょう。
ずっと憧れだった商品を入手出来れば、買い物が楽しくなるのは容易に想像がつきます。
一方で買い物において、実際に商品を購入するかに関わらず、買い物そのものを楽しむ人がいます。
それは、数ある商品の中から、商品を選ぶこと自体を楽しんでいる人です。
選択肢が豊富なショッピングモールに長時間滞在して、あれこれと商品を見て回り選ぶことがストレス解消につながるということです。
このように選択肢が豊富であることが、選ぶ楽しさや、見て回る楽しさにつながるというのは事実です。

これは、中古車業界にもあてはまる点と言えるでしょう。
中古車には、もちろんメリットもあればデメリットもあります。
数あるメリットの中でも大きなものは、中古車は選択肢が豊富という点です。
これは新車のデメリットと比較すると分かりやすくなるでしょう。
新車は新しい車ですから、きれいでキズがありません。
しかし、その時期に新車として選ぶことが出来る種類には、限界があります。
一般的には、あるお客さんが買おうと思っている車種は、だいたいしぼりこまれているはずです。
高級な輸入車から軽自動車まで全てのランクの車を対象にして、車を選ぼうと思う人は多くないはずです。

自分や家族のニーズに合わせて、車の大きさや乗れる人数などを考慮して、買うべき車の方向性は決まっているものです。
その決められた枠に合致する新車というと、それほどの数があるわけではありません。
中古車であれば、この点が異なります。
すでに新車としては販売をしていない過去のラインナップの中からも車を選ぶことが出来ます。
新車にして数種類の選択肢から選ぶよりも、中古車の圧倒的に多い選択肢の中から選べる方が、選ぶ楽しさが大きいのは言うまでもありません。